コンタクトレンズの使用期間と寿命(使用期限)について解説!

お仕事用や休日用、ファッションなどに合わせて付け替えを楽しめるようになったコンタクトレンズですが、未開封のまま長く使っていないコンタクトレンズはありませんか?すべてのコンタクトレンズには「安全に使用できる期間」が定められており、開封してからの使用期間と未開封でも使用できる期限が設定されています。 この記事では、コンタクトレンズの「使用期間」とコンタクトレンズの寿命「使用期限」について解説します。

①使い捨てタイプ、定期交換タイプのコンタクトレンズ「使用期間」
②使い捨てタイプ、定期交換タイプのコンタクトレンズ寿命「使用期限」
③ハードコンタクトレンズ、ソフトコンタクトレンズの「使用期間と使用期限」

使い捨てタイプ、定期交換タイプのコンタクトレンズ「使用期間」

使用期間とは、個包装のコンタクトレンズを開封してから使い続けられる期間のことで、レンズの種類によって異なります。

◯使い捨て1dayタイプ 個包装のレンズを開封してから1日だけ使用できます。付け外しは不可のため、一度外すと再装用して使うことはできません。1日装用後は処分してください。

◯定期交換2week、1monthタイプ
定期交換タイプのコンタクトレンズは、個包装のレンズを開封したタイミングから使用期間を数えます。 2週間で交換の2weekタイプなら、開封した日から14日間だけ使用できます。1ヶ月で交換の1monthタイプなら、開封した日から1ヶ月間だけ使用できます。どちらも1日中装用したあと、レンズを外し再装用することができますが、外した後はコンタクトレンズを清潔に保つためのケアが必要です。 1monthタイプは長く使えるため、製品によってコストパフォーマンスが良いなどのメリットがありますが、使用期間を忘がちなかたは開封時に保存ケースへ期日をメモして貼っておくと良いです。 また、使用期間内であっても眼に異常を感じた場合やレンズの汚れ、変形などが見られた場合は使用をやめ、新しいレンズを使いましょう。

※ご注意 使い捨てタイプ、定期交換タイプのどちらも開封してからの使用期間です。「開封したけれど使わなかった」といった場合も使用期間が過ぎれば処分してください。

使い捨てタイプ、定期交換タイプのコンタクトレンズ寿命「使用期限」

使用期限とは、使い捨てタイプ、定期交換タイプのコンタクトレンズを未開封の状態で保管した場合に使用可能な期限のことです。使用期限は、コンタクトレンズの製品パッケージと個包装のアルミシール部分に「EXP」や「砂時計のマーク」で記載されています。

例えば 「EXP2023/04」もしくは「EXP2023-04-30」と記載されている場合、未開封の状態であれば2023年4月30日まで使用できます。ただし、未開封であっても保管環境によって変形したり破損していて使えないことがありますので、コンタクトレンズは常温で直射日光や湿気の多い場所を避け保管しましょう。

ハードコンタクトレンズ、ソフトコンタクトレンズの「使用期間と使用期限」

長期間繰り返し使用できるハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズにも使用期間と寿命「使用期限」があります。

ハードコンタクトレンズは開封してから約2~3年、ソフトコンタクトレンズは開封してから約1~1年半が使用期間の目安です。 ハードコンタクトレンズの中にはハイスペックで高酸素透過性に優れたレンズもあり、眼への負担が少ないことが特徴ですが、レンズの構造上汚れがつきやすく毎日ケアしていても約3年もすると酸素透過率が下がり、汚れの蓄積により劣化します。
ソフトコンタクトレンズは、水分を多く含む材質のためハードコンタクトレンズより汚れが付着しやすくなります。そのため、ハードコンタクトレンズより使用期間が短くなります。どちらも保管環境が良い状態で未開封であれば、製品ケースに記載の期限まで使用できます。
使い捨てタイプ、定期交換タイプに比べると買い替えのタイミングが分かりづらく、一度購入すると破損や紛失するまで使い続けられる傾向がありますが、長期間の使用によって肉眼では発見しにくい傷がついていることもあるため、定期的な眼科受診でコンタクトレンズの状態を確認するようにし使用期間を目安に買い替えましょう。

大切な眼のためにも、コンタクトレンズの使用期間と使用期限を守り正しく使いましょう。 また、眼の状態や度数の変化を確認するためにも定期的に眼科を受診し、ご自身にあったコンタクトレンズをお使いください。

 

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