両面非球面レンズまるわかり!メリットデメリットや8の疑問を解決

眼鏡店で両面非球面レンズをおすすめされたけど、両面非球面レンズは自分にとって最適なのか?と悩まれる方も多いのではないでしょうか。ここでは両面非球面レンズとは?からはじまるさまざまな疑問を解決していきます。

目次
1)両面非球面レンズとは
2)両面非球面レンズの見え方
3)両面非球面レンズと片面非球面レンズの違い
4)両面非球面レンズのメリット・デメリット
5)両面非球面レンズを選んだ方がいい人
6)おすすめの両面非球面レンズメーカー
7)おすすめの両面非球面レンズ
8)[豆知識]眼鏡のレンズは設計グレードが変わると見え心地が変わる
9)まとめ

1)両面非球面レンズとは

両面非球面レンズとは、その名の通りレンズの表面(外側)と裏面(内側)の両面が「非球面」設計になったレンズのことを言います。レンズの表面と裏面の両面が「非球面」になることで、レンズ周辺部の度数ズレと収差(ゆがみ)がバランスよく補正され、片面非球面レンズに比べてシャープに見える領域(明瞭域)が広がります。さらにレンズが薄く軽くなり、見られ方(印象)も向上します。

2)両面非球面レンズの見え方

両面非球面レンズ レンズの違いによる見え方の比較 両面非球面レンズ レンズの違いによる見え方の比較

両面非球面レンズは、シャープに見える領域(明瞭域)が広い点が特長です。シャープに見える領域(明瞭域)が広いと、レンズ中心からレンズ周辺に視線が移動しても、レンズ周辺部のゆがみが少なく極端に見え方が低下することがありません。

3)両面非球面レンズと片面非球面レンズの違い

両面非球面レンズと片面非球面レンズの違いは、①レンズの薄さと軽さ、②シャープに見える領域(明瞭域)の広さ、この2点が違います。

①レンズの薄さと軽さ

レンズの表面(外側)と裏面(内側)の両面が非球面になることで、片面非球面レンズに比べてレンズの厚みが薄くなります。さらに度数が強い場合に屈折率(1.60、1.67、1.74などのレンズ屈折率を表す値)の数値が大きいレンズを選ぶとレンズが薄く軽くなりますが、度数が弱い人が屈折率の数値が大きいレンズを選んでも効果が出ない場合があります。

②シャープに見える領域(明瞭域)の広さ

シャープに見える領域(明瞭域)とは、レンズを通して見た時にゆがみがないクリアな視界の範囲を指します。レンズの表面(外側)と裏面(内側)の両面が非球面になることで、レンズ周辺部の収差(ゆがみ)がバランスよく補正され、視野が広くレンズの端までシャープに見えます。

4)両面非球面レンズのメリット・デメリット

両面非球面レンズには、メリットとデメリットがあります。またレンズメーカーごとに複数の種類が開発され、その性能もそれぞれで異なります。眼鏡店によって、どのレンズメーカーのどの種類の両面非球面レンズを取り扱っているかも異なるため、気になる場合は購入時に眼鏡店で聞いてみましょう。

●両面非球面レンズのメリット

両面非球面レンズのメリットは、レンズ周辺部のゆがみが少なく、レンズが薄く軽くなります。また両面非球面レンズにすると、眼鏡をかけた時のフェイスラインや頬の段差が少なくすっきりとした見られ方(印象)になります。※度数によっては両面非球面レンズの効果が得られない場合があります。

●両面非球面レンズのデメリット

両面非球面レンズのデメリットは、性能が上がるため価格が高くなります。また片面非球面レンズを使用していた人がはじめて両面非球面レンズを使う時、レンズ周辺部の見え方に違いがあることから疲れを感じる場合があるようです。これも自然に慣れていきますが、購入後、見え方が気になる場合は、眼鏡店に相談してみましょう。

5)両面非球面レンズを選んだ方がいい人

乱視の人や度数が強い人が両面非球面レンズを選ぶと、見え方や薄さ軽さに効果が出やすくなります。反対に片面非球面レンズの設計(スペック)で十分な人が、両面非球面レンズを選んでも効果が出にくい場合があります。これが『あまり変わらない』と感想を持つ人がいる理由です。眼鏡のレンズは自分に合ったレンズを選ぶことが大切です。自分にはどのレンズが最適か眼鏡店で相談しましょう。

●乱視の人

乱視の人が両面非球面レンズにした場合、片面非球面レンズで感じる“見えづらさ”を解消した見え心地になります。2つの度数がある乱視度数をレンズの表面(外側)と裏面(内側)に設計することで、縦と横の両方の見える領域が広がるため、乱視の方に両面非球面レンズは最適です。さらに片面非球面よりも薄く仕上がります。

●度数が強い人

度数が強い人が両面非球面レンズにした場合、片面非球面レンズに比べレンズの厚みが薄く軽く仕上がります。屈折率の数値が大きいレンズを選ぶとさらに薄さと軽さに効果が出ます。さらにシャープに見える領域(明瞭域)が広がり視界がラクに見えるため、度数が強い方に両面非球面レンズは最適です。

6)おすすめの両面非球面レンズメーカー

両面非球面レンズを製造するレンズメーカーは多くあります。レンズメーカーによって、設計思想・シャープに見える領域(明瞭域)・付帯機能が異なります。眼鏡店では複数のメーカーの両面非球面レンズを取り扱いしています。ここでは代表的な日本のレンズメーカーの両面非球面レンズをご紹介します。

●HOYA

HOYAは、1962年にメガネレンズの製造を開始してから一貫して、目と光にかかわる研究を続けています。優れた光学技術を基盤に、HOYA独自の思想により設計された非球面レンズは、より薄く、より軽い装用感と、自然な視界を実現しています。お客様一人ひとりに合わせてFREE FORMの技術によってつくりだされる両面複合累進設計[BOOM]は、視野が広く、ユレ・ユガミを大幅に軽減させた、世界初、HOYA独自のメガネレンズ。世界中の人々の視力矯正だけでなく、Quality of Visionを向上するために、優れた製品とサービスを提供しています。

引用:HOYA『ライフケア』
https://www.hoya.com/business/lifecare/

●Nikon-Essilor(ニコン・エシロール)

ニコンは、1946年にニコン初のメガネレンズを発売し、写真撮影からメガネレンズまで、高精度な光学において長年にわたって高い専門知識を培ってきました。レンズの力で人類のより良い未来に貢献することを目指し、ニコンの最新の技術とテクノロジーを駆使して、よりシャープで高品質な視界を実現しています。1981年には、世界初のチタンフレームを発売。1983年には、カメラの不要な反射を効果的に抑える超高性能処理のテクノロジーを使用して耐擦傷性のある防眩コーティングを導入するなど、革新的な技術と製品を生み出し続けています。

引用:Nikon-Essilor『ニコンのレンズの歴史』
https://www.nikonlenswear.com/jp/why-nikon/the-history-of-nikon-lenses/

●昭和光学(SHOWA OPT)

昭和光学は、1939年(昭和14年)に大阪で誕生し、独自技術集積の道を歩み、開発型レンズメーカーとして歩み続けています。各種研究機関や国内外の素材メーカー・技術者と連携し、高度な技術とノウハウで高品質レンズを数多く開発し、目に優しいメガネレンズを実現しています。世界初の屈折率1.90という軽量・超薄型・高屈折レンズHI-TEXⅤや、高い安全性への要望とアウトドア・スポーツ志向の高まりに応えるために開発した、耐衝撃性レンズSAFETYシリーズなど、高付加価値の製品を積極的に展開し続けています。

引用:昭和光学『企業情報』
http://www.showa-opt.co.jp/info.html

●アサヒオプティカル(ASAHI-LITE JAPAN)

アサヒオプティカルは1980年創業、めがねのまち福井県鯖江市で眼鏡レンズ一筋のレンズメーカーとして歩み続けています。1987年に世界で初めて1.60高屈折レンズの開発に成功、植物由来原料を使用したバイオマス174レンズシリーズなど、より良い社会づくりに貢献するレンズメーカーを目指し、さまざまなプロジェクトに取り組み続けています。

引用:アサヒオプティカル『企業情報』
https://www.asahi-lite.co.jp/企業情報/

●SEIKO(セイコー オプティカル プロダクツ)

1881年服部時計店創業、1942年眼鏡ガラスレンズの販売を開始。1975年国産初眼鏡プラスチックレンズ発売を皮切りに、世界初室内用累進レンズ発売や世界初両面非球面単焦点レンズ発売など、眼鏡レンズの歴史に名を刻み続けています。不可能を可能にする長い歴史と実績を誇り、ユーザーの声から飽くなき技術開発へ情熱を注ぎ続けています。

7)おすすめの両面非球面レンズ

両面非球面レンズには多くの種類があります。ここでは両面非球面レンズ(単焦点)の一部をご紹介します。

●HOYA NULUX WF(ニュールックス ダブルエフ)

両面非球面設計の光学性能と、フレームに合ったカーブ選択によるメガネとしてのフォルムの美しさを追求するメガネレンズ。レンズカーブを選べ、見栄えの良さと見やすさを両立しています。UVカット・撥水スーパーコートを標準装備しています。

HOYA『NULUX WF』
https://www.vc.hoya.co.jp/products/nulux_wf/?from_list=products

●Nikon-Essilor ニコンライトDAS(ディー・エー・エス)

ニコンが誇る非球面設計をレンズ両面に配置し、球面レンズと比較して最大14%の薄型化に成功したもっとも薄いレンズ。レンズ周辺までゆがみを抑えてクリアな視界を実現しています。UVカット・撥水スーパーコートを標準装備しています。

ニコン・エシロール『ニコンライトDAS(ディー・エー・エス)』
https://www.nikonlenswear.com/jp/eyewear/nikon-lite-das/

●昭和光学 ULTMAX Fine Field(アルティマックス ファインフィールド)

片面非球面レンズに比べシャープに見える領域(明瞭域)が約40%も広くなり、よりゆがみが少ない新設計の両面非球面レンズ。シャープに見える領域(明瞭域)とレンズの薄さを両立しています。耐衝撃性能を持つプライマーコート・耐静電気性能・耐キズ性能・撥水スーパーコートを標準装備しています。

8)[豆知識]眼鏡のレンズは設計グレードが変わると見え心地が変わる

眼鏡のレンズにはグレードがあります。グレードは設計に優劣があることを意味し、グレードの優劣が「見え方・見えやすさ・快適さ」に大きく影響を与えます。眼鏡のレンズのグレードは、車のエンジンにも例えられることがあります。車のエンジンは、F1のエンジンから軽自動車のエンジンまでグレードがあります。エンジンが変わると速さや走りが変わるように、眼鏡のレンズのグレードも見え方・見えやすさ・快適さが変わります。

9)まとめ

両面非球面レンズについて解説してきました。乱視の人や度数が強い人が両面非球面レンズを選ぶと、見え方や薄さ軽さに効果が出やすくなります。また両面非球面レンズの中にもたくさんの種類やレンズメーカーがあり、見え方・見え心地・快適さ・付帯する機能などが変わります。さらに眼鏡店によっても取り扱いが異なります。眼鏡はレンズを通して視力矯正を行ないます。自分に合った最適なレンズを選ぶためにも、眼鏡店で相談してみましょう。

ビジョンメガネでは、両面非球面レンズをはじめ、眼鏡専門店ならではの600種類以上のグレードの高いレンズを取り揃え、視力矯正優先ではなく、お客様の生活に合ったレンズをご提案いたします。お子様からご年配の方まで、全ての年代のお客様の見え心地をサポートいたします。

 

 

 

 

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