遠近両用メガネの失敗談から学ぶ【購入前に必見!】チェックリスト

よく見えない遠近両用メガネからはっきり見える遠近両用メガネへ

最近、スマホやパソコンの文字が見づらくなったり、手元から顔を上げるとピントが合いにくかったりしませんか?
「もしかして老眼…?でも、遠近両用メガネって慣れるのが大変そう…」そんな不安を感じている方にこそ読んでいただきたいのが、この記事です。遠近両用メガネで後悔する人の多くが陥る原因と、後悔しないための具体的な選び方を解説します。

この記事では、遠近両用メガネで失敗する人が陥りがちな「あるある」な失敗談を例に、後悔しないための具体的な行動を3つのステップでご紹介します。読み終えた時、あなたは自分に最適な遠近両用メガネを選ぶための「自分だけのチェックリスト」を手に入れているはずです。

目次
1)老眼の兆候をセルフチェック!
2)失敗する人の共通点「あるある」な遠近両用メガネ失敗談
   #失敗談1:なんとなく選んだら、階段で足元がぼやけてヒヤリとした。
   #失敗談2:1本で何でも済むと思ったら、目の疲れやデスクワークで肩や首が凝るようになった。
   #失敗談3:違和感があったけど、“慣れるだろう”と妥協してしまった。
3)遠近両用メガネで失敗しないための【3つのステップ】
   【STEP1】自分の「ライフスタイルマップ」を作ろう
   【STEP2】眼鏡店選びとプロの技術を比較しよう
   【STEP3】見え方を「店内で徹底的にシミュレーション」しよう
4)おすすめの遠近両用レンズと専門店の技術を味方につける
Q&A:遠近両用メガネに関するよくある質問
まとめ

1)老眼の兆候をセルフチェック!

老眼の兆候をセルフチェック

以下の項目に心当たりはありませんか?


●近くから遠く、遠くから近くへと視線移動した時に、ピント合わせに時間がかかる
●スマホや本、細かな文字を見る時に、以前よりも少し離さないとピントが合わない
●少し暗い場所で文字が読みづらい
●本を読んでいて、ふと顔を上げると景色がぼんやりして見え、じっと見ているとだんだんとハッキリしてくる

これらの兆候がある場合、それは老眼のサインかもしれません。

公益社団法人日本眼科医会.“40代で始まる目の老化 3.老眼はどんな症状から始まるの?”.https://www.gankaikai.or.jp/health/37/,(参照 2025-08)

2)失敗する人の共通点「あるある」な遠近両用メガネ失敗談

多くの人が検索する「慣れない」「違和感」といった悩みには、明確な理由があります。ここでは、実際にあった失敗談を元にその共通点を探ります。

 #失敗談1  なんとなく選んだら、階段で足元がぼやけてヒヤリとした。

遠近両用メガネの価格は、レンズの設計や見え方の快適性に比例します。安価なレンズ(レンズグレードが低い)は、ハッキリ見える視野の範囲が狭く、視線の移動時にゆれやゆがみを感じやすい傾向があります。一方、高価なレンズ(レンズグレードが高い)ほど、このデメリットが軽減される設計がレンズに施されているため、より自然で快適な見え心地が得られます。

⇒【豆知識】遠近両用レンズの最新技術で「ゆがみ」は軽減できる。

レンズの「ゆがみ」は、遠近両用レンズの宿命とも言われますが、近年ではその技術が格段に進歩しています。レンズの外面だけでなく、内面にも累進面を設計する「両面複合累進設計」や「両面累進設計」という技術により、ゆれやゆがみなどの見え方の違和感を大幅に軽減し、広い視野を確保することができます。

 #失敗談2  1本で何でも済むと思ったら、目の疲れやデスクワークで肩や首が凝るようになった。

遠近両用メガネは万能ではありません。遠近両用レンズは、遠くの視野が広めに配置され、その分、中間の視野が狭めになります。パソコン作業のような中間距離を長時間見続けた場合、狭い視野の中で無理な体勢でパソコンを見続けることになります。そのため肩や首が凝る、目が疲れるといったツラさを感じることがあります。パソコンなどの中間距離を見たい場合は、中間の視野が広めに配置された中近両用レンズを選択する必要があります。使用目的に合わせたレンズ選びが、快適な視界には不可欠です。

 #失敗談3  違和感があったけど、“慣れるだろう”と妥協してしまった。

「慣れ」は遠近両用メガネを選ぶ上で重要な要素ですが、無理な慣れは禁物です。フィッティングが合っていなかったり、度数が適切でなかったりする場合、そのまま使い続けても改善されないどころか、目の疲れや頭痛につながることもあります。違和感は、あなたに合っていないという体からのサインかもしれません。慣れづらさを感じたら、購入店に持って行き、フィッティング調整やレンズ交換を相談しましょう。

3)遠近両用メガネで失敗しないための【3つのステップ】

これらの失敗談から学ぶべきことは、遠近両用メガネを購入する前の準備と、眼鏡店での行動が何よりも重要だということです。ここでは、後悔しないための具体的な3つのステップをご紹介します。


メモをする女性

 ✏STEP1  自分の「ライフスタイルマップ」を作ろう

眼鏡店に行く前に、まずは自分の生活習慣を具体的にリストアップしてみましょう。あなたのライフスタイルこそが、最適な遠近両用レンズを選ぶための羅針盤です。以下の項目を参考に、メモに書き出してみてください。

    ●メガネをかける主なシーン
  • 普段の生活の場合
    テレビを見ながら、スマホを操作しながら、料理をしながら、買い物をしながら、など。
  • 車の運転の場合
    どのくらいの頻度で運転するか、主に昼間または夜間の運転が多いか、など。
  • 読書や新聞の場合
    読書をどのくらいの時間、どのくらいの距離で行なうか、など。
  • 趣味の場合
    ショッピング、スポーツ観戦、映画鑑賞、劇場、カメラ撮影、など。
    ●仕事での使い方
  • デスクワークの場合
    1日のうち何時間くらいパソコンを使うか、モニターまでの距離はどのくらいか、など。
  • 接客業の場合
    お客様の顔や手元、パソコンの画面など、見る距離が頻繁に変わるか、など。
  • 外回りの場合
    外を歩くことが多く、室内と屋外を行き来する機会が多いか、など。
    ●特別な活動での使い方
  • スポーツの場合
    ゴルフで遠くのグリーンと足元のボール、など。
  • 手芸・工作の場合
    どのくらい細かい作業を行なうか、どのくらいの距離で作業するか、など。
  • 音楽の場合
    楽譜、楽器の手元、指揮者など、どの距離を一番見たいか、など。

 

視力測定する人比較する人

 ✏STEP2  眼鏡店選びとプロの技術を比較しよう

遠近両用メガネは、眼鏡店によって取り扱っているレンズメーカーやレンズグレード(性能、見やすさ、視野の広さ)が異なります。一店舗だけで決めず、複数の眼鏡店を回って比較することがとても大切です。以下の点をチェックして、あなたに最適なお店を見つけましょう。

●十分なカウンセリングがあるか

自分の目の状態やライフスタイル、困りごとを丁寧に聞き出し、時間をかけて問診と視力測定をしてくれるか確認しましょう。

●レンズの提案

予算や使用目的・用途に合わせて、複数のグレードのレンズを提案し、それぞれの特長を分かりやすく説明してくれるか見極めましょう。

●フィッティングと見え方の確認

実際に仮枠の体験時に、見やすく細かく調整してくれるか。また、レンズをかけた状態で、パソコン操作や本を読む、店内を歩いてみるなど、店内で見え方をシミュレーションさせてくれるかを確認しましょう。

●アフターサービス

購入後のフィッティング調整をはじめとしたアフターメンテナンス、合わないと感じた時のレンズ交換保証など、購入後のメンテナンスを受けられるサービスがあるかどうかも、眼鏡店を選ぶ上で重要なポイントです。

 

眼鏡の仮枠と視力検査

 ✏STEP3  見え方を「店内で徹底的にシミュレーション」しよう

実際に体験することが、後悔を防ぐ最大のカギです。遠近両用レンズが決まったら、店内で様々な動作を試してみましょう。

●店内を歩く

階段や段差の模型があれば、実際に上り下りして足元の見え方を確認します。また店内を歩いてみたり、屋外に出られるなら屋外での見え方も試してみて、ゆれやゆがみの感じ方、視野の見え方を確認しましょう。

●パソコンやスマホを操作

店内で、パソコンのキーボードを打つ仕草をしてみたり、スマホを操作したり、手元から少し遠くまでの視線移動をしてみたり、見え方のシミュレーションをしましょう。

●グレードの高いレンズも試してみる

「両面複合累進設計(HOYA特許技術)」や「両面累進設計」といったグレードの高いレンズを試せる場合は、その見え方の違い(ゆれ・ゆがみの少なさ、視野の広さ)を体感してみましょう。自分の目の状態や目的の生活環境によっては、グレードの高いレンズがオーバースペックの場合もあります。自分が見やすいと感じるグレードのレンズを選びましょう。

4)おすすめの遠近両用レンズと専門店の技術を味方につける

遠近両用メガネの快適性は、レンズの性能だけでなく、スタッフの技術力とフィッティングによっても大きく左右されます。ここでは、より快適な見え心地を求める方におすすめのレンズをご紹介します。

 

ホヤのBOOM Individual

●HOYA「BOOM Individualシリーズ」

レンズの外面と内面に累進面を最適配置することで、ゆれやゆがみを軽減し、手元の見やすさと広い視野を両立させたHOYA独自の特許技術「両面複合累進設計」が施されたレンズです。
『ホヤのオーダーメイド累進レンズ』では、ホヤのBOOM Individualシリーズのレンズスペックと価格など、詳しく解説しています。こちらも合わせてご覧ください。

 

ニコンのZシリーズ

●ニコン「ロハス Zシリーズ」

カメラの開発技術を搭載し、明るくハッキリと見えるレンズです。ゆれ・ゆがみを大幅に削減し、特にパソコンやスマホが見やすく、広い視野でコントラストがハッキリ見えることが特長です。
『ニコンのZシリーズ【新】老眼対策メガネレンズ』では、ニコンのロハスZシリーズのレンズスペックと価格など、詳しく解説しています。こちらも合わせてご覧ください。



ビジョンメガネでは、国内大手メーカーであるHOYAやNikonの最高峰グレードのオーダーメイド累進レンズを含む、600種類以上のレンズを取り揃えています。お客様のライフスタイルを丁寧にヒアリングし、数多くの選択肢の中から、お客様の目や生活環境に合った最適なレンズを提案します。さらに、目とフレームとレンズの位置関係を正確に測定して作製されたメガネを、お一人おひとりの顔に合わせてフィッティングを行なうことで、レンズの性能を余すことなく引き出し、快適な見え心地を提供しています。

Q&A:遠近両用メガネに関するよくある質問

Q1.遠近両用メガネに慣れるまでどれくらいかかりますか?

A1.個人差はありますが、一般的に1週間~2週間程度と言われています。しかし、不自然な違和感があれば無理に慣れようとせず、購入店に相談することが大切です。

Q2.遠近両用メガネと老眼鏡はどう違いますか?

A2.老眼鏡は、手元(約30cm〜50cm)を見ることに特化した単焦点レンズです。一方、遠近両用メガネは、1本のレンズで遠くから手元までをカバーします。頻繁にメガネをかけ外しする必要がないため、日常生活の利便性が格段に向上します。

 

日常のあらゆるシーンにニコンのZシリーズ

Q3.中近両用メガネや近々両用メガネとはどう違いますか?

A3.遠近両用メガネ、中近両用メガネ、近々両用メガネ、これらすべては累進レンズに含まれます。しかし、遠くを広く見たいか・中間を広く見たいか・手元を広く見たいかと言った具合に、それぞれどの距離を広く配置しているかが違います。
遠近両用レンズは「遠くから手元まで」を見るためのレンズで、遠くが広く配置されています。一方、中近両用レンズは、中間距離が広く配置され「数メートル先から手元まで」を見るためのレンズです。近々両用レンズは、手元の距離が広く配置され「手元から約50cm先まで」を見ることに特化したレンズです。仕事や趣味など、主に見たい距離によって、重視するシーンで使い分けられます。

まとめ

遠近両用メガネは、あなたの目やライフスタイルに合わせて作られるメガネです。価格やデザインだけで選ぶのではなく、あなたの目と生活環境に合ったレンズと、信頼できる眼鏡店を選ぶことが何よりも大切です。ビジョンメガネは、丁寧なヒアリングと確かな技術で、お客様一人ひとりに「最高の見え心地」をお届けしています。快適に使える、あなただけの遠近両用メガネを、私たちと一緒に見つけませんか?

 

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